歯周病の治療|札幌市西区西野の歯医者なら【医療法人社団 敬慎会 西野きむら歯科】

診療時間 日・祝
9:30~13:00
14:00~19:00

▲:土曜 17:00まで
休診日:日曜・祝日

〒063-0038
札幌市西区西野8条7丁目3-18

tel. 011-671-8148
EMAILはこちら
  • 地図
  • mail
  • メニュー

歯周病の基本治療

プラークコントロール

「プラークコントロール」とは、歯周病の原因となる歯垢(プラーク・バイオフィルム)を「増やさない・留まらせない」ことです。難しく感じるかもしれませんが、基本は歯ブラシによる歯磨きです。他にもお口のデンタルフロスや糸ようじによる歯磨き、リステインによるうがい、なども効果が期待できます。

札幌市西区西野8条・西野きむら歯科

歯みがき指導(TBI)

歯周病の治療は、歯科衛生士や歯科医師だけでは全てを解決することは難しい治療です。ご自身による日常ケアは、歯科衛生士や歯科医師によるメインテナンスや治療と同じく重要です。 歯みがき指導では、歯科衛生士が、それぞれの患者様のお口の状態にあった、正しいブラッシング方法をご指導いたします。

歯肉縁上の歯石除去を行う「スケーリング」

スケーリングは超音波スケーラーを使用し歯肉縁上にできた歯石や汚れを除去する治療です。歯肉縁上にできた歯石はやわらかい細菌性プラークとは違い、歯ブラシや爪楊枝では取り除くことができません。そのままにしていると汚れが溜まりやすくなり、歯周病菌が増殖していくので、超音波スケーラによる振動と水流で歯石や汚れを落とす必要があります。歯肉縁上の歯石を除去した後は、歯周病の状態を確認するため、数週間おいて歯の周りの再検査を行います。

歯石と歯垢(プラーク)の違い

歯垢(プラーク)とは

歯と歯肉の境目などについている白い粘々した汚れが歯垢です。歯周病菌やむし歯菌など細菌が集まってできたもので、1mgに約1億個以上の微生物や細菌がいるといわれています。

歯石とは

歯石はプラークが唾液や血液中のリン酸やカルシウムと混ざって歯の根の表面に硬く石灰化してこびりついたものです。歯石を顕微鏡で見ると、非常に細かい小さな空洞のある軽石状になっています。歯石の空洞は細菌にとっては非常にありがたい「たまり場」となります。食べかすやプラークがたまりやすいので、細菌にとっては願ってもないえさ場となり、雪だるま式に増えていきます。歯石が歯にこびり付く力は強力で、ダイヤモンド、オパールの次に硬い力で付着しています。

札幌市西区西野8条・西野きむら歯科

歯茎縁下の歯石除去
「スケーリングルートプレーニング(SRP)」

中度まで進んだ歯周病の場合、しっかりと歯茎の中の歯石を取らないと進行は止まりません。スケーリングに加え、ルートプレーニングという処置が必要です。歯茎の奥の見えない部分にある歯の根(ルート)に付いた歯垢や歯石を特殊な器具で除去する方法です。

歯科外科治療

札幌市西区西野8条・西野きむら歯科

歯科外科治療とは

通常の歯石除去で取り切れない汚れや、深くなった歯周ポケットを整えるためには外科的な処置が必要です。歯周外科治療で歯周組織の状態を改善するとブラッシングがしやすくなり、歯周病の進行を防ぐことができます。しかし、骨や歯根膜は再生していないため、プラークコントロール等の管理をしっかりしていく必要があります。

歯肉剥離掻爬術(フラップ手術)

歯肉剥離掻爬術(フラップ手術)とは基本治療で改善しない内部の汚れを取り除く手術です。スケーリング・ルートプレーニングでは、歯茎の中に器具を入れて行う暗視下での処置には限界がありますが、歯肉剥離掻爬術では、歯ぐきを切り開いての処置を行うので直接肉眼で患部を確認しながらを汚れを取り除くことができます。手術の際は麻酔を使用しますのでご安心ください。

札幌市西区西野8条・西野きむら歯科

歯槽骨整形術

歯周病によって歯を支える歯槽骨が溶けると、部分的に痩せてしまうことがあります。そのままの状態ではプラーク溜まりやすくなってしまい、歯周病を再発させ再治療になってしまいます。歯槽骨整形術では歯肉を切開し、歯槽骨を部分的に削って形を整え、歯周ポケットに汚れが溜まりにくい状態にさせることができます。歯茎が下がることになるので、そのぶん歯が長く見えるようになります。

札幌市西区西野8条・西野きむら歯科

歯周組織再生療法

エムドゲイン法(エムドゲイン組織再生療法)

歯茎の再生スピードは顎の再生スピードより早いため、骨が再生する前に骨の失われた部分へ歯茎が入り込んでしまいます。そこで、再生させたい骨の部分にエムドゲインジェルを投与し、歯茎が入り込むのを防ぎながら骨の再生を促すという方法です。塗布されたエムドゲインジェルは、 歯根の表面に2〜4週間とどまり、やがて吸収されます。

札幌市西区西野8条・西野きむら歯科

治療終了後は定期メインテナンスを

歯周病は再発しやすい病気です。治療後はお口の中の細菌の数も少なくなっていますが、日頃の歯みがきなどのケアを怠るとすぐに再発してしまう可能性があります。治療終了後も油断せず、定期的に歯科医院で専門家のケアを受けることが大切です。