むし歯|札幌市西区西野の歯医者なら【医療法人社団 敬慎会 西野きむら歯科】

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できるだけ痛くない治療

札幌市西区西野8条・西野きむら歯科

歯医者での治療は痛い・怖いものだと思っている方は多くいらっしゃいます。 過去に受けた治療がトラウマになっている方や歯医者嫌いでむし歯になってもなかなか足を運べずにいる方もいらっしゃいます。 確かにこれまでむし歯の治療は「痛いもの」でした。しかし近年では歯科医療の進歩により、可能な限り痛くない治療ができるようになりました。

表面麻酔で痛みを軽減

麻酔を注入するときに麻酔針の痛みを和らげるために表面麻酔を注射箇所に塗布します。表面麻酔の塗布後に電動麻酔でゆっくりと麻酔を注入します。麻酔針は極細の針を使用し、痛みを最小限に抑えています。

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なるべく削らない治療

天然歯は削ってしまうと二度と元には戻りません。むし歯を治療するために歯を削っていくと、徐々に天然の歯は「詰め物」や「被せ物」になり、 さらには「インプラント」や「入れ歯」になっていきます。可能な限りご自身の歯で食事を楽しんだり、話したりして健康な生活を送っていただきたい。 だからこそ当院ではMI(Minimal Intervention:できるかぎり削らず、削ったとしても最小の範囲で)の考えのもと、できるだけ歯を残す治療を行っています。 治療後はむし歯の再発や新たなむし歯の発生を予防するため定期メインテナンスを行っています。

マイクロルーペでより精密な治療を

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マイクロルーペは肉眼の2倍から24倍に拡大して診ることができるため、より正確でより精密な治療を行うことができます。 むし歯治療ではマイクロルーペにより根管の内部や歯の断面のような細部まで拡大し、除去すべき部分だけを確実に削っています。 これまでの歯科医療では、ドクターの「経験と勘」を頼りに治療を行っていました。そのため必要以上に歯を削ってしまったり、 むし歯菌を完全に除去し切れずに治療を終えてしまうケースが見られました。しかし、このマイクロスコープやルーペの登場により、 むし歯の部分だけを削り、健康な歯を削り過ぎない治療が可能になりました。

むし歯をつくる細菌

むし歯は、口の中にいる細菌(むし歯菌=ミュータンス菌・ラクトバチラス菌)が糖分をもとに作る酸で歯が溶けた状態のことをいいます。 ミュータンス菌はむし歯をつくり、ラクトバチラス菌はそれを進行させます。

ミュータンス菌

ミュータンス菌は歯の表面についた歯垢(プラーク)に潜んでおり、糖分をエサにして増殖します。増殖する際に出す、グルカンというノリのような物質で歯に付着し、細菌の集合体を形成します。これが増えて白い汚れとなったものが、プラークというものです。
ミュータンス菌は酸を出しプラークが付着した歯を溶かします。これを脱灰といいます。脱灰が進行しても、口の中の唾液が細菌の作り出した酸を中和し、歯を修復してくれます。唾液はお口を酸性から中性へ近づけたり、溶けかけた歯を修復する働きを持っているのです。これを「再石灰化」といいます。この再石灰化がうまくいかず歯が溶ける状態がずっと続くと、ついには穴があいてしまって、いわゆる「むし歯」ができてしまいます。

ラクトバチラス菌

ラクトバチラス菌はミュータンス菌が作ったむし歯に入り込んでさらに拡大させます。ラクトバチラス菌は、 我々が普段口にするものにも多く含まれていて、特に炭水化物や砂糖に多く含まれています。むし歯の中を好んで住み着き、 口腔内が清潔でなかったり、糖分が多いといった環境で増殖しやすくなります。

歯の構造

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歯冠(しかん)と歯根(しこん)

歯の表面に出ている部分を「歯冠(しかん)」といい、歯茎に隠れている部分を「歯根(しこん)」といいます。

エナメル質

「エナメル質」は、様々な外部刺激から歯髄(歯の神経が通っている部分)を守っています。
人間の体の中で最も硬い組織で、水晶と同じくらいの硬さがあります。

象牙質

エナメル質の下の層にある組織で、歯の大部分を構成しています。
エナメル質よりも柔らかい組織で、むし歯が象牙質に達すると、侵食スピードが増加します。

歯髄(しずい)

歯の中心部に流れる神経が通っている組織で、歯の痛みを感じるのはこの歯髄です。一般的にいわれる「歯の神経を取る」というのは、 これらの組織をすべて取り除くことを意味し、「抜髄(ばつずい)」といいます。

セメント質

歯根の象牙質の表面を覆っている組織で、「歯根膜」と呼ばれる歯と歯茎をつなぐ「結合組織」をつなぎとめる役割をしています。

歯根膜(しこんまく)

歯槽骨(歯を支えている骨)と歯根の間にある薄い膜状の結合組織のことです。
歯と歯槽骨を繋ぐという役割のほか、「噛み応え」を感じるという役割や、歯に伝わる咬合力を調整するクッションのような役割もあります。

歯槽骨(しそうこつ)

歯を支えている骨のことです。歯周病が進行し歯槽骨破壊されると、歯を支えることができなくなります。

歯肉(しにく)

歯肉とは「歯茎」のことで、歯槽骨を保護しています。ここに炎症を引き起こした状態は、歯肉炎といいます。

むし歯の進行段階

むし歯は長い月日をかけて徐々に進行します。ごく初期の段階を過ぎると放っておいても治ることはありません。 一度悪くなると元の状態には戻らないので、気づいたらすぐに歯科医院で診断を受けましょう。

C0 ごく初期のむし歯

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歯の表面が脱灰(だっかい)して溶け始めた状態で、痛みはまだありません。健康な歯の表面は透明感がありますが、脱灰が起こると歯は白っぽくなります。まだこの段階では適切な歯みがきや、フッ素塗布などにより進行が防げるので、歯を削る必要はありません。

C1 エナメル質のむし歯

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初期のむし歯です。この段階でもまだ痛みはありません。この段階のむし歯の治療は、むし歯を取り除き、修復材を詰めるという簡単な治療で済みます。

C2 象牙質まで進行したむし歯

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象牙質まで進行したむし歯で、歯の神経(歯髄)に近づくにつれて、しみたり、痛みを感じるようになります。象牙質は柔らかいため、むし歯の進行も早く、歯を大きく削らないためには早急な治療が必要です。

C3 神経まで達したむし歯

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むし歯が神経まで達すると、熱いものがしみて激しい痛みを伴います。むし歯で痛みを感じる段階はかなり症状が進んでいる場合がほとんどです。神経と炎症の起きている部位を取り除く根管治療が必要です。

C4 歯冠部まで侵された末期のむし歯

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激しい痛みがしばらく続いた後もむし歯を放置すると、やがて痛みを感じなくなります。これは進行が止まったのではなく、 痛みを感じる神経そのものが壊死し痛みを感じなくなるためです。残念ながら抜歯になる場合も多くなります。

根尖病巣

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末期のむし歯をさらに放置すると、根に膿(うみ)を持ち、強烈な痛みを感じるようになります。この段階まで進んでしまうと、麻酔も効きにくく歯を残す治療が困難になり、抜歯になる可能性が高いです。