むし歯|札幌市西区西野の歯医者なら【医療法人社団 敬慎会 西野きむら歯科】

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ごく初期のむし歯治療

歯の表面が白くにごってきた、歯の溝が黒い、冷たいものや熱いものがしみるときは初期むし歯の可能性があります。穴は開いていなくても、エナメル質は脱灰し始めていて、放置するとむし歯になる可能性があります。削って失われた歯は自らその箇所を再生できないので、なるべく削らず再石灰化させ治します。

フッ素塗布で経過観察

初期むし歯は削らずにフッ素塗布をして経過を見ます。フッ素塗布により、エナメル質の表面を作るハイドロキシアパタイトの結晶に、フッ素が入り結晶が安定し歯が溶けにくくなります。再石灰化の作用により歯が修復されむし歯が改善することがあります。

浅いむし歯治療

歯の表面を守るエナメル質が脱灰し溶けてしまい、穴が開いている状態です。穴が開いた部分は黒や茶色になっています。冷たいものや熱いものがしみますが痛みはありません。むし歯菌に感染している部分のみ削り、治療後はレジン充填かインレーによって修復します。

レジン充填

コンポジットレジンは、色も白く柔らかい樹脂です。光を当てると固まる材料なので、入り口が小さく中で広がっているむし歯も大きく削らずに、むし歯だけを取り歯の部分を残して詰めることができます。一般的に歯科用のレジンの強度はエナメル質の25~35%程度で、強度はあまり強くありません。そのため周囲に十分な歯質がないと噛み合うことで力が掛かり取れてしまいます。家の壁や床がひび割れたり穴が開いたりした部分を埋めて固めるうように、レジン修復法の基本的な適応範囲は「穴を埋める程度」と考えましょう。

詰め物(インレー)で修復

インレーは神経をとるほどではない浅いむし歯を修復方する法の一つで、レジンでは強度が足りない箇所を修復するのに用います。基本的に、奥歯でかつ隣接面を含むものが対象になります。むし歯を削った後にインレーをしっかり固定するため窩洞形成という特殊な穴づくりをする必要があるため、レジンを流し込む方法と比べると削る歯の面積が大きくなります。

レジンとインレーのどちらが適しているか

歯と歯の隣接面を含む歯科治療はインレーで修復する必要がありますが、それ以外はレジンでも修復が可能です。力がかかる奥歯の治療は、レジンでは強度がたりないのでインレーで修復し、金属やセラミックを被せます。前歯は全てレジンで修復できます。

  • 奥歯の隣接面を含むむし歯

    歯と歯の間がむし歯になっているので、隣接面を含む形態といえます。むし歯自体は小さいですがインレーで修復します。

  • 奥歯の隣接面を含まないむし歯

    むし歯の大きさは大きいのですが、隣接面がないのでレジンで修復できます。

人の歯は真ん中の歯を基準として1〜8までの番号が付いています。前歯は1〜3番まで、4.5番の小臼歯と6〜8番の大臼歯を合わせて奥歯といいます。
前歯には銀歯は使用せず、硬質レジンジャケット冠を被せます。審美性の気になる前歯も保険適用で白い修復物を被せることができますのでご安心ください。奥歯はインレーを用いますが、下の4番は口を開けたときに他人から見える位置にあるため銀歯を使用すると審美性を損なう可能性があります。

削った部分が多いときは
被せ物(クラウン)で修復

むし歯が奥で広がり大部分の歯が失われた場合は被せ物をし、咬み合わせの機能を補う必要があります。むし歯を取り除いた後は被せ物の型取りをし、翌週に再度ご来院いただき、装着します。

神経まで進んだむし歯

象牙質よりさらに深くにある歯髄まで歯が溶け、むし歯が広がっている状態です。常にズキズキと痛む、歯に穴があいている、冷たいものや熱いものがしみるなどの症状が見られます。治療はむし歯部分を取り除いた後に、歯髄のある歯根を消毒する「根管治療」を行います。

根管治療

根管とは神経や血管通る歯の管をことをいいます。むし歯が進行し神経まで達して痛みが強くなった場合、根管内の神経を取り除く必要があります。根管治療では、神経を取った後、根管内を消毒し、薬を詰めて細菌が入り込まないよう密閉します。