「痛くなってから」ではなく「痛くならないため」の歯医者
皆さんは歯科医院にどのようなイメージがありますか?「治療が怖い・痛いから行きたくない」「痛くなってから・むし歯になったら行けばいい」
こんな風に考えている方がほとんどではないでしょうか。むし歯は削ればよくなると思っている方は多いですが、
残念ながら歯は治療すればするほど寿命が縮まります。さらにむし歯になってしまった天然歯は削ってしまうと二度と元に戻りません。
むし歯治療後は、削った部分に被せ物や詰め物といった修復物をします。私たちはあまり意識しませんが、実際にその修復物や歯をとりまくお口の中は常に過酷な環境に晒されています。
咀嚼することで、上下の歯は意識せず1日に何千回も接触しています。どんなに技術が優れていても、徐々に歯と詰め物の間にはすき間が生じてきてしまいます。
むし歯菌は1ミクロンほどの大きさしかありません。被せ物と歯にできたすき間から悠々と侵入することができます。気づかないうちに、治療したはずの歯が再びむし歯にかかっていたケースは多く見られます。
成人の方がむし歯治療をする場合、多くが新しくできたむし歯の治療ではなく、過去に治した歯の再治療です。そうして二次カリエスになった歯は、治療を繰り返すと、削る部分も少なくなっていきます。最悪の場合は抜歯となり、入れ歯やインプラントをすることになってしまいます。一度治療した歯は健康な歯よりも弱くなっていると考えましょう。治療後に再治療にならないために、歯科医院で定期メインテナンスを受け、ご自宅で正しくケアを行い、むし歯や歯周病になりにくいお口の環境を保っていきましょう。患者様が生涯にわたってご自身の歯で、健康的な生活を送っていただくために、当院で行っているメインテナンスについてご紹介します。