2020年9月24日
AED講習会を行いました
当院に設置されていたAED(自動体外式除細動器)のバッテリーが寿命を迎えたため、新しいAEDに新調いたしました!
それに伴い新たなAEDの使用方法の確認、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を用いた心肺蘇生法の講習会を行いました。
心臓突然死で亡くなる方は1年間で約79000人、1日に約200人、7分に1人とも言われており、その原因の多くは「心室細動」と呼ばれる重篤な不整脈によるものです。心室細動になると数秒で意識を失い数分で脳を始めとした全身の細胞が死んでしまうため、心室細動からの救命には迅速な心肺蘇生と電気ショックが必要となります。電気ショックが1分遅れるごとに救命率は10%ずつ低下し、119番通報をしてから救急車が到着するまでの平均時間は8.7分といわれております。心肺停止から10分を超えると致死率が上がっってしまうため、救急車が到着するまでの約10分の間にAEDを用いた迅速な一次救命処置を行うことで突然の心肺停止から命を救うことができます。
今回の講習を通しAEDの使用法及び胸骨圧迫についてスタッフ一同再確認することができました。もちろんAEDの使用する機会がないことが望ましいですが前述したようにいつ何がおこるかわかりませんので、当院としても万全の対策で日々の診療に臨んでいきたいと思います。